芍薬(漢方)http://www.goken.com/nagae/nmo_index.cgi?item=6104086シャクヤク(芍薬) 【生薬名】 芍薬(シャクヤク) 【基 原】 神農本草経の中品に収載。ボタン科 Paeoniaceae 白芍 Paeonia lactiflora Pall.(シャクヤク)の根の外皮を除去し乾燥したもの 【性 味】 味は酸・苦、性は微寒。 (帰経:肝経) 【主成分】 paeoniflorin C22H28O11 ・子宮興奮性成分・ benzoic acid ・ β-sitosterol ・ tannin・精油・脂肪など 【薬理作用】 補血・緩急止痛 鎮痙・鎮痛作用、鎮静作用、抗菌作用、抗真菌作用 このほか臨床的観察によると止汗・利尿などの作用もある。 【臨床応用】 主として柔肝止痛・補血・補陰に用いる。肝脾不和・肝胃不和など肝気鬱結のために生じた腹痛に用いる。 下腹部の不快感・疼痛などをともなう月経不順・不正器出血に用いる。 血虚による四肢の筋肉痙攣に用いる。 肝陰不足による眩暈・耳鳴りなどに用いる。古人は芍薬は、「養肝陰の主薬である」として眩暈・耳鳴り・目がかすむ・肢体のしびれ・筋肉の痙攣・舌質淡白・脈弦細あるいは弦有力などの肝陰虚の症状(慢性肝炎・貧血・高血圧症・動動脈硬化症などでよくみられる。)に広く使用している。 発熱性疾患による脱水に使用する。陰虚で汗が多いものにも使用する。 手足の疼痛、下痢等に用いる。 【用 量】 9~12g ※取り扱い上の注意 1.天然物(生薬)の性質上吸湿しやすいものがありますので、保存には十分ご注意ください。保存が悪いとカビ、虫害等の発生する原因になることがあります。 2.特に開封後は、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管してください。 3.本品には品質保持の目的で窒素ガス(不活性ガス)を封入しております。生薬の特質に応じて、脱酸素剤又は乾燥剤を封入している場合がございますので、一緒に煎じたり、食べたりしないようにご注意ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ http://www.taiyodo-kanpo.com/kanyaku/yakumi/shakuya.htm 芍薬はその根を使用します。芍薬の花の姿はしなやかなです。しなやかなことをシャクヤクともいうのでこの名がつきました。芍薬には白芍薬と赤芍薬があり呼び名も艶友、菩薩面、花相とも呼ばれています。 効能 ■痛覚中枢や脊髄性の反射弓の興奮を鎮静させる作用がある。 ■血行不良・冷え・ホルモンの関係の腹痛に効きます。 ■筋の緊張を緩める働きがあります。 適応する体質 ■血糖増加の必要のある方、精神疲労や精力欠乏でおこる寝汗や心悸亢進・手足煩熱・手足倦怠・小便の頻繁に行かれる方に用います。 処方例:「小建中湯」しょうけんちゅうとう ■化膿している場所は筋の緊張をしているため芍薬の緊張を緩める作用で排膿を促します。 ジャンル別一覧
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